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同人誌初心者のための しまねぇ&まやちゃん はじめての同人誌

■基礎知識編■アナログ原稿編

第7話 フルカラー表紙原稿(2010/07/16)

初めての同人誌 
どんな画材を使って描いたらいいのかな?
色塗りとか紙とか…
色塗りだったらコピックとか水彩などが多いかしら。
後はカラーインクやポスターカラーね!
色鉛筆は薄すぎないようにすればOKよ。

どの画材を使う場合でも気をつけてほしいのは…


自由な画材で描くと、印刷できない色や表現が出来てしまうことがあるのよ。
それがアナログの良いところでもあるんだけど、折角キレイに描けても
印刷に出なかったら勿体無いわよね。
だから、描くときにちょっと注意してほしいの。

紙は水彩紙だったり画用紙だったり、ケント紙だったり、
原稿用紙の裏側に描く人もいるわね!
間違えてしまう人も多いんだけど、本文用の原稿用紙はカラー用には
向いてないから気をつけてね。
コピー用紙みたいに薄い紙は、色を塗っている途中にふやけたり破れたりすることもあるから、避けた方が良いかもしれないわね。

もう一つ注意してほしいのは、水彩やポスターカラーなど水を含む画材で描くと、
紙がふやけてデコボコしてしまうと思うんだけど、
それは印刷にもデコボコした部分が”影”になって出てしまうから、気をつけて!
そういう場合は水張りをしたり、イラストボードなんかを使うと波打たないわよ。
どうして、色刷り表紙や本文みたいに、
本文用の原稿用紙を使っちゃ駄目なの?
う〜ん…原稿用紙自体は使っても構わないんだけどね、
本文用の原稿用紙って水色の線が入ってるでしょ?



フルカラー印刷の場合、極端なことをいうと、
描いたもの、色のついたものは全部印刷に出てしまうのよ。
だから、原稿用紙印刷されている水色の線や、黄ばみ・汚れも印刷されてしまうの。
ただ、あまりにも白に近い色は淡すぎて印刷に出ないこともあるわね。

今はフルカラー表紙用の原稿用紙も売られているから、
そういった専用の紙を使うのもアリよ!

本文用の原稿用紙を使うときは、
水色の線が消える様に上から別の紙に描いたイラストを張り込んだり
(トンボは消さないようにね!)
裏面に絵を描いてトンボを透かして写して書いておくと良いわね。
ただし仕上がりの絵柄の中には入らないように気をつけて!


原稿用紙以外の紙を使う場合は、どんなサイズの紙を
選べばいいの?
トンボって必要なの?
原寸サイズ+背幅+塗足し+トンボが収まるくらいの大きさの紙に
描くようにしてね。

かわいいシールを見つけたよ!
こんな風にキラキラさせたいな〜!貼っても平気?
う〜ん…キラキラしてるのはあまり良くないわね…。
光が反射して黒くなってしまうのよ。

シールだけじゃなくて、ホログラム柄の折り紙やラメの入ったノリも同じで、期待するような効果は出ないことが多いから使う時には気をつけて!

間違えちゃった!修正しなきゃ〜!
修正はどうしても必要になってしまうと思うんだけど、
実は修正跡もフルカラー印刷だと出ちゃうことが多いのよ。
特に絵柄の上や色のついた紙に描いている場合、
修正をした上から色を塗りなおしたりすると目立っちゃうかもしれないわね。
難しいかもしれないけれど、出来るだけ修正をしないよう心がけてね。

修正液とは違うけど、自分で写植をする場合に白い用紙に白い紙で貼り込みをしても、絵を描いている紙の色と写植した紙の色合いが少し違うと、色の差が印刷に出ることがあるから、これも気をつけてね。

「白」といっても、青っぽい白や黄色っぽい白と色々あるからなのよね〜。
カラートーンって何??
スクリーントーンのカラーバージョンね!
ムラになることなく、色をつけることができるのよ。
表紙一面くらいの広い範囲に貼ると、水彩でふやけるのと同じように、
トーンにシワがよってしまって”影”のように印刷されることがあるから
十分注意してね!

モノクロのスクリーントーンをカラーイラストに貼りこんでも可愛いかも!
あまり重ねすぎると、それも印刷に出てしまうから、その辺りも気をつけて使ってね。
初めての同人誌 目に見える色そのまま印刷される訳じゃ無いんだね!
う〜ん難しいけど頑張らなきゃなぁ〜

アナログ原稿編「第7話 フルカラー表紙原稿 」
おしまい