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同人誌初心者のための しまねぇ&まやちゃん はじめての同人誌

■基礎知識編■データ原稿編

第8話 Wordの使い方!(2011/04/16)

初めての同人誌 
Wordってどういうソフトなの?
何が出来るの?
Wordは、文書を作成するのに向いているソフトね。

主にWindowsのパソコンに付属していることが多いわね。
一般的には、レポートや企画書などを作るために使われることが多いけど、きちんと設定をすれば、同人誌用の原稿を作ることも出来るのよ。

他には写真やイラストを入れたり、図形や表も作れるし、
使いこなせば、小説だけじゃなく評論や文芸誌の原稿だって作れるわ。

家庭用のプリンターなら、ハガキや封筒の宛名を印刷する
なんてことも出来ちゃうわね。
サイズの設定はどうやってするの?
Wordの文書はデフォルト(初期設定)のままだとA4サイズになっているの。
でも、同人誌用の原稿を作る場合にはここでちょっと気をつけて欲しいことがあるわ。

小説を書く人は「A5」や「新書」「文庫」サイズの本を作ることが多いわよね。

原則として、データで原稿を作る場合には、
原寸のサイズで原稿を作る必要があるから、
書類の設定を自分で変更しないといけないのよ。

まず「新規ファイル」で真っ白な原稿が現れるわね。
(※Wordを立ち上げると自動的に新規ファイルが作成されます)

この原稿は基本的にA4サイズになっているから、
A4サイズの本を作るわけでなければ、サイズを変更しないといけないの。

次に「ページ設定」で作りたい本のサイズに変更ね。

・「余白」
  →初期設定のままでもいいし、
   自分の好みの広さにしてもいいわね。
・「印刷の向き」
  →縦長の本なら「縦」、横長の本なら「横」ね。
   (通常仕様の同人誌の場合は、縦長)
・「用紙サイズ」
  → つくりたい本のサイズを入力(下図参照)




ちなみに、塗り足し(ドブ)については
あってもなくても大丈夫よ。

ただし、下の画像のように、塗り足し(ドブ)の必要な原稿の場合は
必ず塗り足し(ドブ)を含めたサイズで原稿を作り、
ページのフチまで画像をはみ出させるようにしてね。

ノンブルは1Pずつ文字を打っていけばいいのかな?
wordは文書を作るソフトだから、
自動でノンブルを入れられる便利な機能があるのよ。



「書式」で、始まりのページ数も決められるから
本文の最初のページを3P始まりにしたい時や、
原稿のファイルを複数ファイルに分けた時に便利ね。
フォントの大きさってどのくらいが丁度良いのかな〜?
そうね〜ちょっと迷うところよね。

それぞれ好みもあるから、一概にこのサイズ!とは言えないんだけど、
一般的に本屋さんで売られているような文庫や新書サイズの本では
8〜10pt(ポイント)前後が多いかしらね。

実際に文字を打ってみて、それを原寸でプリントアウトすれば
イメージがつかみやすいわね。
※プリントアウトと、実際の印刷では
フォントの太さなどに違いが出るので、参考までに留めておいてくださいね。


ちなみに、文章の周りの余白については
だいたい、1.5cm〜2cmくらい空いていることが多いかしら。

これも、自分が読み易いと思った本を調べてみると良いかもしれないわね。
色々と試行錯誤して、自分に合った本を創っていってね。
挿絵を入れたい場合にはどうすれば良いのかな?
一番わかりやすいのは、
wordの原稿データと挿絵の原稿データを分けて作成する方法ね。
『ピーディーエフ(PDF)』ってたまに聞くんだけど
あれは一体どういうものなの????
PDFっていうのはWindowsでもMacintoshでも、
表示や印刷をすることができるファイルよ。

例えば、PhotoshopやIllustrator、Wordなどは、バージョンや設定、
フォントなどが対応していないと、たとえ表示されたとしても
文字化けやレイアウトが崩れたりすることがあるの。


PDFはそういったソフトとは違って、無料で配布されている
「Adobe Reader」をインストールするだけで
簡単に見ることができるようになるのよ。

それだけでなく、PDF形式(.pdf)にすることで、ファイル容量が小さくなったり
暗号化などでセキュリティを設定することもできるの。

電化製品の説明書とかで見かけることが多いんじゃないかしら?
じゃあPDFってどうやって作るの?
PDFを見るだけなら、無料のソフトをインストールするだけで大丈夫だけど逆にPDFを作るためには、作成専用のソフトが必要ね。

「Adobe Acrobat」というソフトが有名かしら。
他にもフリーで配布されているPDF変換ソフトなどもあるわね。

ただし、PDFで同人誌の入稿用の原稿を作るには、色々と気をつけて欲しいことがあるの。
ふむふむ!
WordもPDFも、設定するところがいっぱいあるんだね〜
でも、ちゃんと覚えれば何とかなりそうかも!

データ原稿編「第8話 Wordの使い方!」
おしまい